2021年7月 羅臼岳 1661m

何年か前に見た知床峠からの羅臼岳の雄姿が忘れられず登りに来ました。
あの時は知床横断道路には大型のヒグマがうようよいて怖かったので、
今回はヒグマ用の熊スプレーも持参です。

知床半島を横断するつもりなので、10時間以上の歩行を考えて岩尾別温泉の旅館
「地のはて」に前泊して早朝出発としました。

羅臼岳は順調に登り羅臼岳から降りたところの石清水分岐から羅臼温泉に向かいました。
羅臼岳にはたくさんの登山者がいましたが、羅臼温泉に向かう道には誰もおらず、
コロナ禍のせいか道脇の下草も刈っておらず、踏み跡が不明で難儀

しかも途中の源泉場所は雪解けの水で増水していて通れない箇所が多数
ひたすらGPSを頼りに岩の上を飛びながら渡渉を繰り返す。

羅臼平で人と分かれてから7時間以上かかり疲れ果て、すっかり暮れになってから
何とか羅臼温泉キャンプ場たどり着きました。

お迎えの方からも遭難したんじゃ?と危惧されました。
携帯電話はもちろん谷筋なので、無線も通じず心配をかけていまいました。
朝5時発、夕方6時着 都合13時間の山行でした。



温泉旅館「地のはて」



温泉旅館の脇から出発



木下小屋






登山口


登山口は木下小屋の脇














あれが山頂かな?


水場














少し開けて来た


高度を稼ぐ




夏の友達





目指す山頂がはっきり見えて来た



ハイマツの道が遠くまで続く





斜里岳方面
間には知床峠があるはずだが見えない



少し高度を上げる





山頂に到着



少し降りてから山頂を仰ぐ



岩稜地帯を降りたところが石清水
ここから羅臼温泉へ向かう(トラバース)





雪渓が現れる
ここまでは一人の登山者が先行していた気がした。



最初の雪渓を降りたら先行者がいなくなっていた????
以降は踏み跡無し



2つ目の雪渓
どこを歩いたら良いか不明
とても歩きにくく
困った
融水も多い


数キロも続く雄大な屏風岩が出現
道なき道を下る
藪コギ状態



小さな源泉が現れる



さらに下る(12:36)
この先5時間半、藪をこぎながら歩きずめで大変だった


※この先の写真を捜索中