2020年 南会津の荒海山、斎藤山、七ヶ岳   2020年9月6日〜

荒海山(1,580.5m)

栃木と福島の県境の静かな山だったが、登山口まで行くのに
崩れまくっていた荒海川を渡渉すること15回以上
川が増水していて結構深かったので、そのたびに岩を投げまくり足場を作っていた。

下山の時もひたすらこれを繰り返していたので、腕が疲れた〜。


国道から登山口までの案内図
八総鉱山跡から荒海山登山口までの河原が崩れまくっていた。
南会津町のパンフでは登山禁止になっていた。

荒海川の車道の路肩に駐車
先行者のクルマが1台

8:10 川沿いを歩き始める

鉱山跡

坑道入口(封鎖されている)

山道に入る


すぐに渡渉開始、流れが速いし少し深い

渡れるところを探す

はしごの有るところは道が崩れたので、新たに作った道らしい。
おかげで渡渉を繰り返して川の両岸を交互に歩く

登山口から少し登ったところの水たまり(崩れた跡)

急な登山道が始まる

蟻の戸渡風のヤセ尾根(危なくは無い)

荒海山の頂上

栃木側の呼称が太郎岳
途中から雨だったので傘をさして登ってた。
頂上付近は雨がやんでいた。


好物の懐かしの「イカフライおかか弁当」
40年前のつらかった時代を思い出す

隣の次郎岳まで行こうと思ったが笹ヤブがひどく無理だった。

りんどう

頂上手前の南陵小屋、笹がひどく入れそうにない。

尾根鞍部から国道352号(中山峠の高杖側)への道があったが
進入禁止になっていた。

斜面の森がアチコチで崩れて沢になっていた

橋もあちこちで流されていた
ここはダム跡らしい(治山ダム?)

岩を投げて踏み台を作っている

駐車場の手前まで降りてきた

15:40 駐車場に着く


この日の宿は湯野上温泉の温泉民宿


この日はお湯が入っていたが、翌日は配管の故障で少ししか入っていなかった。

露天風呂
翌日はお湯が無かった

初日の夕食、ボリューミー

寝ようと思ったら枕にクワガタのメスがいた。










斎藤山(1,278.3m)

翌日は天気が悪かったので七ヶ岳に登るのは諦めて、南会津町最北にある
不思議な名前の斎藤山に登ることにした。

登山口までの農道を歩いていると、軽トラに乗ったアスパラ畑帰りの老人につかまり
登山口にあるらしい電気柵の通り方を説明されたが全く分からなかった。
確かに登山口、下山口にある電気柵は通るのが難しく怖かった。


本当にのどかな山で誰とも会わなかった。
年に一回全国の斎藤さんが集まって登るらしい?!


駐車場は廃校になった学校の校庭跡

遊具と朝礼台?

遠くに斎藤山が見える

理由は無いが雷神様コースを登り、早生栗コースから下りることにした。

7:00 歩き始める
老人につかまった農道

分岐点

雷神様ルート登山口の入口(遠くに電気柵ゲートが見える)

電気柵の下の網の紐をほどいて開けてくぐる。

下山時に分かったが黄色いのが絶縁取っ手
ひっぱると外れるが電気は流れている

森の中を歩く

すぐに雷電神社が見えてくる

森から山道に変わり登っていく

センターが廃校跡らしい(森林センター?)

やっと中腹の見晴台に到着
休憩所がある

国道や集落が良く見える
左奥の街並みが会津田島市街

北の下郷町
右奥の山が小野岳(1,383m)か

小野岳をバックに

さらにフラットな林道を歩き

山道に入る(急登)

登り詰めるとアンテナ施設に着く(東京電力)

遠くから見えてシンボリックな鉄塔

その先にはヘリポート

さらに進むと

明るい頂上に到着

雲が多く視界不良

昨日登った荒海山がうっすら

下山路にあった早生栗の巨大な老木

茗荷畑

下山路には説明書きがあったけどフックを外しても電線に
電圧がかかっているので、ビシバシ感電する。

周囲のそば畑はどこも満開
奥に見えるのが二岐山(左)、白森山、甲子山、三本槍等の那須連山(右)

斎藤山の山頂は見えないが、
田島の街中からだと頂上が良く見える

11:50 駐車場に着く

下山後は田島駅前の三保屋食堂で昼食
薄甘くてご飯には向かないカツ丼、出汁が中華風の味噌汁

田島駅構内にある日本酒の試飲機(200円)
飲んべえが多い町らしい

配管故障で中浴場を使うことになるが、お湯は出ないので
湯を汲んで洗い汗だけを流す。

2日目の夕食(手前右から二番目はそうめんカボチャとのこと)

巨大で厚口のトンカツとクリームグラタン














七ヶ岳(1,635.8m)

予想通り天気が回復したので黒森沢登山コースへ向かう。
以前、高杖スキー場からゲレンデを登り、山道を少し歩き一番岳だけを登った事が有る。

南会津周辺から見る七ヶ岳は七つ(以上の)ピークが連なった山が見事なので、
今回は全山縦走を目指した。

黒森沢からのコースは沢の脇を登るのかと思ったら、ほとんど沢登りだった。
ここも台風などで崩れた場所が多く、道筋不明な箇所が多し。

山頂域のピークの数は7+4位(合計で11か12位)あった気がする。
一番岳からの展望は見事で、北関東から南東北の山々が良く見えた。

七番岳へのルートは結構、標高差も大きくヘビーで長い縦走だった。


宿を6時過ぎに出発、黒森沢への未舗装の林道を3.5km進む


7:40 大きな駐車場から歩き始める。
入口の登山ポスト
しばらくは林道だが途中で左の山道を進む。

下草が多い

ここを登ると思ってた

最初の渡渉

ダイモンジソウ


沢が現れた

大きな沢に出会う
有名なゴマ滝

有名なゴマ滝の少し上部から沢を登り始める
沢の脇に登山道が見つからないと思っていたが、沢筋が登山道らしい。

上の方を見ても果てしなく沢が続く

果てしない沢登(まだ余裕)

まだ沢の幅が広い


ものすごいダイモンジソウの群落がたくさんあった

だんだん沢の幅が狭くなる
最後は左の沢を登り詰める

尾根が開ける手前の標識
高杖方向は右、山頂は左

尾根にはリンドウがたくさん

あれが一番岳の頂上

一番岳頂上(1,635.8m)でほっと一息
でもお昼にはまだ早い。

一番岳とは気づかず、Vサイン(数字の2)をしてしまったのは
まずかったかな(笑)

一昨日登った荒海山が向かいに見える

那須連山の茶臼岳(右端)、朝日岳、三本槍岳と左に続く

一番岳から見る二番岳、三番岳方面

縦走路は一列でなく左右に振れている

振り返って一番岳を見上げる

奥が一番岳、どこが二番岳かわからなかった。

縦走路

更に進む
右奥のピークは登山道分岐点(1,326m)か?

ここが三番岳(奥に一番岳が見える)

更に四番、五番、六番とピークを乗り越える
結構ハードなアップダウンになってくる。

あれが最後の下岳(七番岳:1,509.8m)らしい

やっと下岳(嶽)、七番岳山頂
ここでお昼にする


今日はおにぎり弁当
食欲は無いがこの先が長いので無理やり食べる

下岳から一番岳方向を振り向く

下山路の分岐点(針生下降点:1,326m)
左が下岳登山口、右が古内登山口

左へ降りる

新品のロープがたくさん

下岳登山口へ着いた

ここからは黒森沢まで林道を40分歩く

黒森沢が見えてきた

14:00 やっと駐車場に着く


帰り道近くに立ち寄り湯が無いので、塩原の市営温泉(\700)に浸かってから帰る。